抗がん剤治療といえば、気になるのはその後の副作用。
多くの方がこの副作用に悩まされています。以前よりも薬が良くなり、副作用の影響も少なくなっているといわれているが、実際はどうなのか…
抗がん剤治療が始まる前に、薬剤師さんや看護師さんに抗がん剤の副作用やそれに対する薬の説明をうけていました。自分が行っているFOLFOXIRI療法の抗がん剤で起こりうる主な副作用はこんな感じ。
・下痢、消化器障害
・嘔気(吐き気)、嘔吐
・(痛み・しびれなどの)知覚障害
・口内炎、
・食欲不振
・味覚障害
・脱毛
・全身倦怠感
・骨髄抑制・・・がん治療の副作用やがんそのものによって血液の生産能力が低下している状態。そのため貧血や感染しやすい状態になる。
特にひどい下痢が脱水など起すため注意が必要と説明をうける。おこりうる副作用はすべて説明されるので少し怖くなる。
ちなみに今回の入院中に出現した副作用はこんな感じでした。
・急な発汗 点滴中に少し身体を動かすだけで頭から汗が噴き出す感じ。常にではなく、少し動くと全体から汗がじわっと噴き出す。夜中寝ているときも急に汗をかいて目が覚める。
・軽い下痢 点滴中に1度だけ軽い下痢。
・全身倦怠感 点滴中はそれほど変わりないと思っていても、知らないうちにウトウトして寝てしまう。トイレに歩いて行くときは少し力が入りにくく足元が少しふらつく感じ。
・知覚障害 コンビニで冷たいお茶を買うと指先がビリビリ。冷たさを感じるたびに痛くなり手で持てないくらいの痛みに。暖めると元に戻る。
・しゃっくり 5-10秒に一回のしゃっくりがとまらなくなる。眠れないので薬をもらったほど。
・視力障害 物がぼやける。焦点が合いにくくなる。
一番心配した下痢症状はほとんどなく、しゃっくりがでるなど副作用は人によって様々のようです。手の知覚障害は今まで経験したことのない感覚で新鮮というか、少しおもしろいと思ってしまいました。人間の身体って不思議ですね。他の副作用も初回のせいもあるのか、もっと動けなくなるくらいきつい副作用を想像していたので、思ったよりは軽いな、いけるなという印象でした。
しかし、退院後はやはりこの副作用がやっかいで日常生活に大きく影響を及ぼすことを痛感させられるのです…。
つづく