2025.04.16
がん発覚から2年8ヶ月〜最後の望みをかけて〜
今回、”肝動脈化学塞栓術(TACE)”という治療をするために入院しました。以前、このブログで「標準治療終了へ」というタイトルで書いた内容の続きになります。
この治療を簡単に説明すると…
カテーテルを血管に通して肝臓まで入れ、直接抗がん剤を注入する。腫瘍に通じる栄養血管を抗がん剤入りのビーズのようなもので塞ぐ。これにより腫瘍の増大を遅らせる(縮小させるほどの期待はない)。
というものです。あくまでも私の解釈ですので、詳しく知りたい人はちゃんと調べてくださいね。
本来は肝がんに対しての治療法。大腸がんに対しては腫瘍の出どころが違うので、標準治療からは外れた治療になります。標準治療の選択肢がなくなって、他の場所への転移がみられず肝臓メインの腫瘍であり、適応があるかな?という感じみたいです。
正直、効果があるかはわかりませんが、リスクも少なく、やれる事がまだ残ってるならやるしかない!何か少しでいい…少しでもいいから、と良い効果を期待してカテーテル治療を受けました。
初めて受けるカテーテル治療でしたが、麻酔が痛いくらいで、あとは特に感じることなく、ウトウトしてしまうくらい。1時間ほどで終了し、そこから股関節を動かさないように4時間ベッドで安静にして過ごしました。肝臓に直接の抗がん剤が入っているので、今までのようなきつい副作用はありませんが、身体のだるさと抗がん剤実施後の特有の体臭が気になる程度。そのあとで発熱を繰り返したり、肝臓のあたりに違和感や痛みがありましたが、1週間ほどで退院となりました。また2週間後の採血と造影CTの結果で評価して、効いているようであれば継続できるとのことでした。
やれることはやってもらったので、効いていることを祈りたいと思います。
※治療の方針はひとによって異なります。本ブログの治療方針や経過が、あなたにも適用されるとは限りません。