普通、病院に行くのは症状を緩和したり、改善してもらうためにいくのだと思います。
しかし、外来で抗がん剤の点滴を受けに行く日は、帰りはしんどくなるのがわかって病院へ行きます。なので、抗がん剤治療の日はなんとなく、試合に行く感じがしています。
タオルと水分を用意して、試合に臨んで、その後は疲れて帰るみたいな…
この日は、治療開始から約3ヵ月半となり、腫瘍の評価のため1週間前に行った造影CTの結果説明の日でした。
奥さんも同席でちょっとドキドキします。
結果は…
肝臓の腫瘍は小さくなって、ある程度効いているようです。
治療前に観た肝臓の造影CTでは腫瘍が肝臓をはみ出すほどの大きさでしたが、
今回は肝臓内には収まるくらいです。
ただ、改めて見ると、腫瘍の数の多さに驚きます。
奥さんが
「いくつくらいあるんですか?」と聞くと、主治医は「数えられません」と、即答。
それくらい多いのです。
10-20個くらいあるのかな?治療前の肝臓をはみ出たぼこぼこの肝臓をみると、
「よく、今日まで生きていれたな」と思います。とりあえず、よかった。
写真は長男が家庭科で作ってくれた抗がん剤を入れるポーチ。
若干、紐が短いのですが、とりあえず使ってみることにしました。
父のために作ろうと思ってくれた気持ちが、うれしいですねー。
つづく
がん発覚から4ヶ月が経ちました。
よく分からない右の季助部の痛みと肩の痛みは減ってきて
だいぶ痛みのストレスから解放されてきました。
6クールの6日目。
痛みもなく、調子もまずまず。
お酒を飲まなくなったせいなのか、食欲が増しよく食べます。
さらに、抗がん剤投与後の数日間は倦怠感があり、ソファーでゴロゴロすることが多く
出勤してもデスクワークなので、病気発覚前より明らかに活動量が下がっていました。
というわけで、体重が激増!
人生最重量を着々と更新している感じに。
ぽっこりお腹になり、みたことない自分に(涙)。
運動量が減って、全身の筋肉量が減っています。
基礎代謝が落ちているので、以前の様に食べていても太るはずですし
それ以上に食べてしまっているので太って当たり前!
学生時代は、がりがりで、やせすぎで「食べろ、食べろ」と言われていたのに
まさか自分がこんなに体重が増えるなとは…。
少しでも運動不足を解消しようと、犬の散歩をしたり、公園で息子たちとバスケットボールの
シューティングをしたりするのですが、少し早歩きや運動をするだけで、心拍数が150~160回/分に跳ね上がり
息切れしてしまい、すぐに運動が出来なくなってしまいます。
抗がん剤の副作用の影響もあるとは思いますが、確実に運動不足も影響しています。
できることから少しずつやっていくしかないですね。
40代の私がこれだけ衰えるのですから、動かないと高齢者はもっと衰えてしまいます。
改めて、日々活動することの大切さ、高齢者こそ運動、活動量を維持することがより大事であると感じました。
つづく