2024年度の取組
スタッフ
- 総括部長 松田 守弘
- 飯田 正人、前田 哲男、野村 祐介、粕本 博臣、古田 健二郎、村井 潤、高井 研次、于 志峰、松島 和樹、辻尾 成人、安田 美奈、武田 幸大、長谷川 順一、髙木 真信、中條 峻志、川内 涼、城戸 卓、太田 朱香、山邉 晃、熊谷 元佑、森本 亜衣、峯 昌啓、阪井 克祥、増田 岳、市原 紀久雄、多田 秀敏、中村 正、船橋 徹
1年の総括
2024年度は、専攻医9名（内科7名、総合診療科2名）を加えたスタッフ体制で診療を行った。診療は、前年までの新型コロナ感染症対策を完全に通常運転に戻し、更に2024年6月からの診療報酬改定に対応すべく診療アクティビティ向上に取り組んだ。
救急外来の担当医は専攻医が中心に務めているが、ベテラン・中堅の協力のもと若手医師が躍動し、平均救急応需率が80％を超え、救急車受け入れ台数も2024年は4,000台近くに増加し過去最高の数値を示した。搬送されてくる患者は誤嚥性肺炎などの軽症・中等症の高齢患者が増えている。その受け皿として7月より西8階病棟47床を地域包括医療病棟として運用開始した。
また、より多くの患者の受け入れを可能にするため在院日数の短縮に努めた結果、内科全体での新入院患者数は2023年度2,483人から2024年度3,198人に約30％も増加した。
実績
診療アクティビティ
| 項目 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 |
|---|---|---|---|---|
| 新入院患者数 | 2,136 | 2,266 | 2,483 | 3,198 |
| 入院延患者数 | 41,460 | 45,783 | 46,692 | 51,764 |
| 外来延患者数 | 38,159 | 37,556 | 36,258 | 36,975 |
| – 初診 | 3,681 | 3,966 | 3,668 | 4,041 |
| – 再診 | 34,255 | 32,839 | 31,523 | 31,306 |
| – 訪問診療 | 223 | 751 | 1,067 | 1,628 |
| 入院患者数（１日あたり） | 113.6 | 125.4 | 127.6 | 141.8 |
| 外来患者数（１日あたり） | 141.9 | 139.1 | 134.3 | 136.9 |
学会発表
- 2024/6/6-6/8 第97回日本内分泌学会学術総会
中條 峻志「ソマトスタチン負荷の反応性からTSH産生下垂体腫瘍と診断した不適切TSH分泌症候群の一例」 - 2024/5/17-5/19 第67回日本糖尿病年次学術集会
村井 潤「東ソー社G11で測定したHbToranomon例のHbA1cは真正値であるが，AaSVHRは高値を示す」 - 2024/5/17-5/19 第67回日本糖尿病年次学術集会
長谷川 順一「東ソー社HPLCのG11でHbA1cの測定不能の表示を契機に発見した変異ヘモグロビンの2例」 - 2024/10/18-10/19 第45回日本肥満学会
太田 朱香「腹腔鏡下スリーブ状胃切除術後に原発性胆汁性胆管炎による副腎不全を来した1例」
論文発表
- 古田 健二郎、宮崎 りさ子、安田 美奈「短期間に両側の気胸を発症した中国人男性の肺吸虫症の一例」感染症学雑誌 2025;99（2）:183-187