2024年度の取組
スタッフ
- 部長 有馬 洋子 ほか305名
1年の総括
2024年度 Vision「救急総合ケアシステム」へtransformation
病院方針である「救急総合ケアシステム」の実現に向け、地域・患者さんに選ばれる病院になるために、看護も「変化」するとし、目標設定し活動した。
看護部目標と評価
1)「手のぬくもりが伝わる看護」の実践
セル看護推進WGの組織化と活動でセル看護を推進した。看護サービスにおける患者さんへの価値を最大化するためのムダ取りと効率化に取り組み、患者さんの傍にいる時間の増加や、時間外労働時間の削減を実現した。来年度は「看護のやりがい」が実感できる活動を目指す。
人材育成では、キャリア開発ラダーの認定課題を設定し目標管理と連動させた。また、4期目を迎えた次世代リーダー育成プログラムは、組織人材の育成ツールとして定着した。この活動は組織人育成ツールでも活用した。
身体拘束最小化活動は、研修会の開催、マニュアル整備など標準化に取り組み、身体拘束率は5%未満となった。
2)救急医療の強化
新規入院患者数の増加や平均在院日数の短縮、救急応需率の上昇から目標達成したと評価する。また、
ICUや地域包括医療病棟の立ち上げ、重症度、医療・看護必要度等のアウトカム指標の維持、地域包括
ケア病棟の活用など、全体を俯瞰した病床管理で病院経営に貢献した。冬場の新型コロナクラスター回
避により、効果的な病床活用を実現した。
3)働きやすい労働環境・職場環境の整備
夜間100対1急性期看護補助体制加算を維持した。25対1急性期看護補助体制加算は、看護補助者の
離職と地域包括医療病棟の運用開始に伴う人員の切離しで未達成となった。来年度は加算取得に向けた
離職防止策を強化する。また、心理的安全性のある職場環境づくりを課題と捉えており、来年度はコミ
ュニケーション技術の習得を目指す。