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1日の流れ - Schedule –

8:30朝礼
8:40カルテで情報収集
9:00午前のリハビリ
12:00昼休み 社員食堂で昼食
13:00午後のリハビリ
16:15カルテ記載
17:00退勤

スタッフの教育ビジョン – Educational philosophy –

  • 様々な分野のリハビリを提供できるセラピストを育成する
  • 多職種とのコミュニケーションおよび連携がしっかり取れ、退院まで支援できるセラピストになる
  • 地域で生活する様々な疾患を抱えた患者さんに対し病態把握、リスク管理を行ったうえで適切なリハビリを提供できるセラピストになる
  • 患者さんやスタッフに対する接遇を身に付ける
  • 自分の専門分野 +αの能力を身に付ける

理学療法士の教育プログラムの一例

1年目/MISSION 代表的な疾患を経験する

1年目は4分野(整形外科、外科、循環器、内科)を3か月毎に回り代表的な疾患を経験します。まずは見学、共同参加からスタートし徐々に1人で患者さんを担当できるように準備を進めていきます。

例えば症例検討会などを通して先輩スタッフからアドバイスをもらうことで担当患者さんの病態理解を深めたり、定期的に開催している勉強会などに参加して知識の向上を目指すことのできる環境を用意しています。

整形外科大腿骨頚部骨折、人工関節置換術などの代表的疾患を担当します。術後リハビリを円滑に進めるために手術見学を行うことも可能です。
外科周術期の患者さんに対し医師の指示の下、全身状態にあわせて早期離床に取り組みます。点滴等のルート管理に注意しながら介入します。
循環器一般床の心不全患者さんを中心に担当します。検査データや心電図を見ながらその患者さんに最適な運動負荷を考慮し介入します。リスク管理に関する知識を高めることができます。
内科呼吸器疾患など様々な内科疾患を有する患者さんを担当します。疾患に応じてリハビリを進める際の注意点が異なるため、病態に応じた介入を学ぶことにつながります。

2年目/MISSION 病態理解を深める

1年目と同様に4分野を回って各疾患を経験します。1年目で学んだ知識をもとにさらに病態理解を深め、担当できる症例の幅を増やします。入院から退院までの一連の流れを経験し、チーム医療の中で理学療法士が求められる役割を理解していきます。

整形外科上肢や脊椎疾患の術後症例の担当を開始します。下肢術後疾患では術後の安静度制限が設けられている患者さんを担当し、医師と相談しながらリハビリの負荷量を調整し介入していきます。
外科周術期に留まらず、化学療法や緩和ケアの患者さんも担当します。病期に応じた運動の提供、生活動作の指導、退院に向けた多職種連携も経験します。病棟だけでなくICUでのリハビリも実施します。
循環器ICU入室直後の急性心不全や急性心筋梗塞など、より重症な患者さんの担当も開始します。
発症早期の全身状態管理や、心疾患患者さんに大切な生活指導や介護サービスなど再発予防を目的とした退院調整も経験します。
内科在宅酸素療法・人工呼吸器管理等の様々なリスクがある患者さんを経験します。専門的な知識を学ぶことで幅広い疾患の担当ができるようになります。

3年目/MISSION 病棟との関わり、後輩の育成

先輩スタッフと一緒に病棟担当の業務を開始します。退院支援カンファレンスに参加して多職種と議論を重ねたり、介護保険などの社会資源についての知識も深めていきます。また、後輩スタッフの指導にあたり今まで学んだ知識を伝えることで自分自身の知識を整理していきます。

担当病棟の決定上長と面談を行い、専門性を高めたい分野を確認します。
カンファレンスの見学先輩スタッフとともにカンファレンスに参加して、セラピストが他職種からどのような意見を求められるのかを理解します。
カンファレンスへの参加カンファレンスに参加して、対象患者さんの状態や今後の見通しを他職種に伝えて、退院に向けた議論をすすめられるようになります。
後輩の指導これまで培ってきた知識や経験を後輩スタッフへつないでいきます。

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