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2024.03.16 医療関係者

2/9(金)に、兵庫区がん治療連携セミナーを開催

当院にて「兵庫区 がん治療連携セミナー」を開催しました

がん治療に関する様々な情報を地域の医療機関と共有し、連携を深め、地域で暮らすがん患者さんを広く支えることを目的としてスタートした「がん治療連携セミナー」。

今回は、神戸市立医療センター西市民病院の副看護部長であり、がん化学療法認定看護師の大路貴子氏をお招きし、「がん化学療法を受ける患者に寄り添う看護~副作用対策から意思決定支援まで~」をテーマにお話しいただきました。

会場は、当院の会議室を利用して開催しましたが、医師、看護師、薬剤師、医療ソーシャルワーカー、訪問看護ステーションなどの施設に勤務されている看護師の方など、院内外合わせて50名ほどが集まり、盛況でした。

セミナーでは終始、「患者さんが“今”何を考えられているのかを理解することの大切さ」を中心に話されていました。
具体的には、「がん患者さんの悩みの種類にどんなものがあり、それが医学の進歩とともにどう変わってきたのか」「抗がん剤の有効性を表現する場合に用いられる“治療奏効率”は、客観的な数字であり、伝わりやすいように思われるが、それを“患者さんがどう理解されているか”を正しく認識することの大切さ」などです。他にも「意思決定支援」に関するお話もしてくださいました。

講演後、当院職員より「『看護師は説得する人ではない、一緒に考える人』という言葉が印象的だった。その言葉を忘れず日々患者さんに接していきたい」という感想がありましたが、参加されていた多くの方にも、この言葉は印象に残ったことと思います。

この「がん治療連携セミナー」は、毎年この時期に公開講座として開催しています。ご興味をお持ちいただいた医療従事者の方々は、来年度開催時にはぜひご参加ください。

川崎病院 がん化学療法チーム

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