動脈硬化学会専門医2名を中心に、高LDLコレステロール血症、高中性脂肪血症、低HDL-コレステロール血症といった脂質異常症の診断、治療、日常管理を行っています。遺伝性の脂質異常症が疑われる場合は、適切な検査ツールを選択し確定診断に繋げていきます。特に、LDL受容体異常症である家族性高コレステロール血症(FH)については、当院は動脈硬化学会より家族性高コレステロール血症の紹介可能な施設として指定されており、アキレス腱肥厚の測定に加え、当院循環器内科の協力を得て、合併症としての早発性心血管疾患の評価を行っています。治療についても、適切な脂質治療薬の選択やその併用療法、最近使用可能となったPCSK9阻害薬等の強力なLDL-コレステロール低下薬の適応決定や治療管理を行います。