高齢化が進む我が国において、救急医療は安心して生活を送るために必要不可欠なものです。川崎病院はこれまでも神戸市の2次救急輪番病院として年間2,000件を超える救急車の受け入れを行ってきました(2015年度 2,789件)。川崎病院の救急医療の特徴は搬送された患者さんをスムーズに診察、治療、入院を行えることにあります。まず、救急搬送された患者さんを最短ルートで救急外来に収容できるよう、救急処置室を駐車場に面した場所に設置して、救急車から直接、処置室に患者さんを搬入することができます。救急外来は2室の診察室と処置室、点滴室より構成されていて、救急処置室はベッドを3床設置するとともに、点滴用ベッドも4床を確保しております。また、各種検査が速やかに行えるよう、放射線科を救急外来の直下に設置するとともに、夜間の検査は救急外来内にある緊急検査室で行っています。また、救急外来、心臓カテーテル検査室、HCU(高度治療室)と心臓血管病センターを西館3階に集約させているため、重症の心疾患の患者さんは救急外来で処置後に、必要であれば直ちに心臓カテーテル治療を行うことができ、術後は隣接するHCUや心臓血管病センターにすぐ搬入できるという特徴があります。
わたしたちは急性期医療の原点は救急医療にあると考え、地域医療に貢献していきたいと考えております。部長以下スタッフ一同、24時間365日体制で活動しながら、急性期医療を必要とする多くの患者様を一人でも救いたいと考えています。
名前 | プロフィール |
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部長 松田 守弘 (まつだ もりひろ) (高度医療室長) (研修医教育室長) |
平成6年 卒業 <学会認定専門医> |
副部長 高井 研次 (たかい けんじ) (内科兼任) (総合診療科兼任) (循環器内科兼任) |
平成22年 卒業 <学会認定専門医> |