HCUでは重病の患者さんの状態を24時間、一刻一刻厳重に観察するため、呼吸数や血圧、心電図などの情報を記録、管理するためのモニタリング機器などを備えています。現在HCUでは4床のベッドが稼働しています(感染症の重症患者用の個室も完備しております)。 HCUでは、大きな手術の後の患者さん、重症の救急患者さん、重症の心臓病患者さん、また内科・外科を問わず一般病棟では治療困難な患者さんなどを対象に、医師、看護師、臨床工学技士などによる医療チームで365日、24時間体制で治療、看護にあたっています。
川崎病院の一般病棟では患者さん7人に対して1人の看護師を配置しております。これは急性期病院としてもっとも手厚い看護体制ですが、HCUではそれ以上に手厚い看護を必要とすることから2人の重症患者さんに対して1人の看護師を配置し、一般病棟では治療困難な患者さんの看護を行っています。
HCUがある西館3階には救急外来、心臓カテーテル室、心臓血管病センターが設置されています。これら救急医療に特化された施設を隣接させることで、救急外来に救急搬送された心筋梗塞などの重症患者さんを集中的治療、看護へと迅速に導くことができるようになりました。