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2024.06.05 お知らせ

5月24日(金)神戸市立婦人会館で健康講座を実施しました

高血圧症を知ろう ~血圧を管理して元気に長生きを!~

講師:常勤顧問 市原 紀久雄 医師

高血圧症という病気について学ぶ

高血圧症は「生活習慣病」の中で最も頻度の高い病気のため、皆さんの関心は非常に高く知識も一般に広がっていますが、それが必ずしも正確なものばかりではありません。高血圧症は血圧が収縮期140mmHg以上、拡張期血圧90mmHg以上と定義されていますが、それよりも低くても高圧症が原因で動脈硬化症、それによる心不全、心筋梗塞、脳血管障害、腎臓病などの頻度が多くなるといわれており、安静時血圧は120/80以下にコントロールするべきと言われています。しかし正しく血圧が測定できていなければ意味がありません。血圧の測定方法についても学んでいただきました。

高血圧症の原因と対策について知る

高血圧症の原因は生まれつきの体質やストレス、食習慣(特に高食塩食)、肥満、喫煙などがあげられますが、とくに食塩摂取過多が問題です。高血圧合併症が起こりやすい早朝高血圧は減塩することにより抑制されますので、減塩食は非常に重要な課題です。また、最近の大きな治療の進歩としては降圧剤や動脈硬化合併症抑制の種々の薬が開発され、総合的な治療が始まっています。例をあげれば降圧すると同時に心不全を抑制するMR拮抗剤、心臓や腎臓の働きを保つSGLA2阻害剤、高血圧の元となる肥満をおさえるGLP製剤、GIP製剤などです。主治医とよく相談して、これらの新しい薬剤も導入して、皆さんにとって最も必要な治療を見つけて、主体的に健康寿命の延長を目指していただくことについてお話しました。

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