毎年実施している消防訓練ですが、今回は日中に西館4階の「人工透析室」の「透析機械室」から
出火したことを想定した訓練を行いました。訓練は「消火訓練」と「避難誘導訓練」の2種類でした。
↑歩行可能な患者様役、車いすの患者様役、ME役などに分かれて実践しました。透析室に勤務している臨床工学技士(ME)及び看護師が中心となり、
まずは火元の確認、患者様及び職員への通知、消火の指示、初期消火までを実践し、
その後は、初期消火が失敗したことを想定して透析室内に分散した患者役の職員を誘導しました。

歩行可能な患者役の職員は外階段を使って避難し、車いすやベッドで横になっている方は
職員が透析室から所定の避難場所へ運び出す、という流れを実践しました。

また、指揮総括場所である防災センターでは自衛消防隊長(院長)が中心となり、
電話交換の職員が初期の通報、院内放送、消防署への連絡、避難完了報告までの流れを確認し、
実際に放送も行いました。
※訓練は透析患者様がいらっしゃらない17:30から行いました。参加した職員は、「普段から火事が起こらないように注意しておくことが大前提ですが、
万が一を想定し、実際の動きを確認しておくことはとても大事なことだ」と感想を述べていました。