診療科・部門 / 専門特殊外来

トップページ > 診療科・部門 > 専門特殊外来 > 直腸肛門外来

基本情報

川崎病院外科において専門外来として直腸肛門疾患の診察を行っておりましたが、平成26年3月からは肛門外科の標榜を開始しております。

日本大腸肛門病学会が認定する肛門外科領域の専門医は、全国で300人程度、県単位では5~6人程度と少なく、診療所勤務の医師によってその多数が占められています。川崎病院は肛門専門医の勤務する総合病院として、より幅広く専門的な診察を行いたいと考えています。

当該科で主に扱っている肛門疾患は、いわゆる痔の3大疾患と言われている内痔核、裂肛、痔痩の他、肛門ポリープ、直腸腫瘍、肛門皮垂、直腸脱、便失禁、陰部神経痛、便秘など多岐にわたっています。

直腸肛門外来のご紹介

肛門の病気は隠しておきたい部分であるため、ついつい受診が遅れがちとなり、10年以上肛門の痛みを我慢されている方も多数お見受けいたします。しかし、いつまでも放っておくと、症状が悪化かつ慢性化し治療がますます困難となります。そうなる前にまずは一度、お気軽に直腸肛門外来を受診してください。

直腸肛門外来ではいぼ痔(内痔核)を注射で治す「内痔核硬化治療法(ジオン注ALTA療法)」を行っています。方法は簡単で、痔核に直接注射を行い、痔を小さく(硬化・縮退)し、脱出、出血を消失させます。原則として手術日前日に入院していただき、(場合によっては日帰り手術の相談もお受けいたします。) 手術室にて30分程度の小手術を行います。従来の手術に比べて痛みは非常に少ないことから、翌日には多くの方が退院されます。

現在までのところ、治療を受けられた患者さんは、ほぼ痔核(いぼ痔)の症状が消失し、満足な治療結果が得られています。しかし、すべてのいぼ痔の患者さんにジオン注が使えるわけではありませんので、まずは直腸肛門外来を受診していただき、診察の後に治療法を決定し、それぞれの病態に応じて適切な診断、治療を行います。

  • 受診にはご予約が必要です。詳しくは外科外来にお尋ねください。

主な治療対象

内痔核、裂肛、痔痩の他、肛門ポリープ、直腸腫瘍、肛門皮垂、直腸脱、便失禁、陰部神経痛、便秘

診療科・部門一覧に戻る