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2024年度の取組

スタッフ

  • チーム長 松田 守弘  ほか15名

1年の総括

当チームは、認知症ケア・せん妄対策委員会に包含されたチームとして同委員会が目指す目的や目標を達成するために設置されている。

2024年度の介入患者数は総計1,279名であった。診療報酬については、認知症ケア加算Ⅰが総計2,063,578点、せん妄ハイリスクケア加算(認知症ケア加算外)が総計236,000点、合計2,299,578点の算定ができた。また、身体的拘束率の減少によって認知症ケア加算の減算件数が減少したことは組織運営にとっては大きな貢献となった。薬剤については、セレネースの使用件数が減少傾向を示している(図1)。

教育活動としては、院内外職員対象の研修会や事例検討会と院内職員へのオンデマンド配信、教育動画の視聴啓蒙等を行った(表1)。さらに、第46回日本病院薬剤師会近畿学術大会において「早期認知症ケアチーム介入における薬剤師の関わりとせん妄対策への効果」を発表した。

次年度も引き続き積極的に活動したい。

【表1】研修会・事例検討会等の視聴状況
研修会内容会場動画全受講率
身体的拘束最小化研修会( 9 月・看護師のみ)28名111名79.4%
事例検討会前編(11月)36名248名64.1%
事例検討会後編(11月)36名232名59.7%
学研メディカル(通年・看護師のみ)92.4%