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チーム医療への参画

薬剤部ではこれらのチーム医療に参画することで、薬剤師の専門性を活かし、患者さんの治療に貢献できるよう他の医療スタッフへの情報提供などを積極的に行っています。

がん化学療法チーム

適正で安全ながん薬物療法を行うため、医師・看護師・薬剤師からなるチームでレジメン(治療計画のこと)作成などに取り組んでいます。

緩和ケアチーム

がん患者さんだけでなく、様々な苦痛症状(心不全・術後疼痛など)に対して、医師・看護師などとともに薬学的な視点で緩和(痛みを和らげる)できるように努めています。定期的な症例検討・病棟回診・研修会を開催しており、院内スタッフだけでなく、地域医療との連携も深めています。

糖尿病教室

「糖尿病教室」では入院患者さんを対象に、講義や運動・食事療法の実践などを行っています。薬剤師はそのうち週に1コマ約45分の薬物療法の講義を行っています。

内容は主に「血糖降下薬・インスリンについて」と「低血糖、シックデイについて」です。外来患者さんを対象とした外来糖尿病教室の講師も務めています。また、病棟での週1回の糖尿病カンファレンスに参加し、薬剤師の立場から患者さんの問題点を抽出し、医師・コメディカルと共に患者さんを支援するように努めています。

栄養サポートチーム(Nutrition Support Team)

栄養状態が悪いと病気の治りが遅くなるばかりか、合併症を引き起こす原因ともなります。患者さんの栄養状態を評価して、栄養状態を改善していくチームです。医師をはじめ、看護師、薬剤師、管理栄養士、臨床検査技師、理学療法士の多職種から構成されています。その中で薬剤師は、患者さんごとに輸液内容の確認と設計、患者さんへ栄養輸液の説明、医師・スタッフに対する経静脈栄養輸液の情報提供などを行っています。
週1回「NST回診」に参加し、医師、看護師、栄養士等と情報共有しアセスメントを行っています。

院内感染対策チーム(Infection Control Team)

ICT活動は、「かからない(予防)」「うつさない(拡大防止)」「持ち込まない(早期発見による水際対策)」をモットーにしています。
近年、耐性菌の出現が問題となってきており、使える抗菌薬にも限りがあるため、予防を含めた抗菌薬の適正使用が重要と言えます。
ICTにおける薬剤師の役割は大きく、その根幹を担っていると言っても過言ではありません。感染対策マニュアルの改定や啓蒙活動、抗菌薬の使用状況の周知など、他職種との情報共有を大切に、より良い医療に繋がる活動をしています。

認知症ケアサポートチーム(Dementia Care Team)

認知症ケアサポートチームでは、認知症による行動心理症状(BPSD)やコミュニケーション困難によって原疾患の治療への影響が見込まれる入院患者さんに対して、多職種で意見を共有し、身体疾患の治療を円滑に受けられることを目的に活動しています。

心臓病教室

心臓病教室では入院患者さんを対象に、看護師・栄養士・理学療法士・薬剤師がそれぞれ講義を行い、正しい知識を身につけていただくことで、よりよい療養生活につなげることを目的としています。薬剤師は週1回、心不全に使用される薬剤の種類と注意点を講義しています。服薬意識の向上、アドヒアランスの維持につなげられるよう指導しています。

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