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基本情報

がん予防、医療の充実。がんに対するトータルケアを提供

川崎病院の外科では消化器疾患を中心に7名の常勤専門医、2名の非常勤専門医により消化器がんを中心に炎症性疾患(胆石症、虫垂炎、憩室炎など)、急性腹症(腸閉塞、消化管穿孔など)、鼠径ヘルニア、気胸など多くの疾患に対応しています。

当院は兵庫県から「がん診療準拠点病院」の指定を受けており、「がん予防」「がん医療の充実」「がんとの共生」をテーマとして、がん対策を推進する役割を与えられています。

消化管の早期がんに対しては消化器内科との連携で内視鏡的切除を進めており、進行がんに対しては外科的手術を中心に化学療法や他施設との連携による放射線治療などを効果的に組み合わせた集学的治療を心がけています。当院ではがん化学療法チーム、栄養サポートチーム、がんリハビリテーションチーム、緩和ケアチームなどによる多職種連携でチーム医療を提供しており、早期に社会復帰できるように努めております。また、退院後にサポートが必要な患者さんに対しては総合内科や開業医の先生方との連携による在宅診療を提供しており、地域がん診療の中核的役割を担っています。

身体の負担を最小限に、傷が小さい低侵襲手術

近年では、ほとんどの消化器外科疾患で内視鏡手術が行われており、当院でも腹腔鏡手術を標準術式として積極的に行っています。腹腔鏡手術の利点は傷が小さい低侵襲手術であることだけでなく、拡大視効果により出血の少ない繊細な手術ができることにあります。また、高画質の内視鏡システムに加えて蛍光モードによる血流評価などを行っており、安心・安全な手術を心がけています。毎週木曜日に消化器内科、放射線科と合同で消化器カンファレンスを行っており、診断や治療方針の決定に役立てています。

2023年4月から心臓血管外科が専門の西村元延院長が着任し、より広い範囲での手術が可能になりました。

消化器がん手術の77%が腹腔鏡手術

当院では各種診療ガイドラインに準拠した治療方法を基本として、患者さんに納得していただくまで充分に説明を行い、患者さんの状態に応じた無理のないオーダーメイドの治療と、低侵襲手術を心がけています。ロボット手術については消化器外科領域での保険適応が始まったばかりなので、全国的な評価が固まり次第、導入を検討したいと考えております。

消化器がん手術の腹腔鏡手術の内訳

  • 胃がん69%
  • 大腸がん89%(結腸がん 92%・直腸がん 79%)
  • 肝臓がん 40%
  • 胆石症 82%
  • 鼠蹊ヘルニア 96%
  • 虫垂炎 87%

腹腔鏡手術のメリットとデメリット

腹腔鏡手術のメリット

開腹手術に比べて傷が小さく痛みが軽減されるため、手術後の回復が早く、入院期間も短くてすみます。内視鏡を使った手術になるため、目的とした部分を近接して視ることができ(拡大視効果)繊細な手術が可能になります。

複数の外科医が同じ画面を見ながら手術を行うため、手術情報を共有でき、事故防止にもつながります。

腹腔鏡手術のデメリット

腹腔鏡手術用の鉗子で臓器を持ち上げながら手術を行うため、腹腔内に露出した大きな腫瘍の場合には、手術操作によってがん細胞が腹腔内に散布されるリスクがあります。また、拡大視効果により術野がよく見える一方で、触覚が使えないため、腫瘍の裏にある血管や臓器などを傷つける恐れがあります。

川崎病院の外科で対応できる主な腹腔鏡手術

複数の外科医が同じ画面を見ながら手術を行うため、手術情報を共有でき、事故防止にもつながります。

主な治療対象

(悪性疾患):大腸がん・胃がん・肝臓がん・膵尾部がん・間質性腫瘍など

(良性疾患):消化器外科:胆石症・鼠蹊ヘルニア・虫垂炎・腸閉塞・上部消化管穿孔など

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